インターカリキュラムでよく聞くバカロレアとは?押さえておきたい特徴紹介!

インターカリキュラムでよく聞くバカロレアとは?押さえておきたい特徴紹介!

この記事では、インターカリキュラムでよく聞くバカロレアについて、特徴を紹介していきます◎

インターを選ぶうえで、外すことができないカリキュラムの選択。

バカロレアの名前は、日本でも見たことあるような・・・

日本のインターでは、最近増えてきたバカロレア
ただし、内容やメリット・デメリットを理解して選ぶことがおすすめ

インターのカリキュラムの種類は多く、一つひとつ調べるのは大変ですよね。

それでも、しっかりリサーチしたうえで、子供に合ったカリキュラムを学ばせてあげることはとっても重要◎

そこで今回は、インターカリキュラムのバカロレアについて、その特徴をシェアしていきます。

バカロレアカリキュラムのメリット・デメリットも併せて紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね

ちなみに、バカロレア(IB)について「メリット・デメリットが今すぐ知りたいよ!」という方は、コチラからジャンプしてくださいね♪

目次

インターカリキュラムでよく聞くバカロレアとは?

それではまず、インターカリキュラムの「バカロレア」について解説していきます◎

インターを調べてるとよく見かけるような・・・

バカロレアについての知識をシェアします◎
はじめての方も安心!基礎知識からお話します♪

インターでよく聞くバカロレアとは

インタースクールを調べるとき、「バカロレア」「国際バカロレア」といった名前を目にしたことはありませんか?

この「(国際)バカロレア」とは、インタースクールの代表的なカリキュラムの名称です。

インターにはいろいろなカリキュラムがあるんですよね!

国際バカロレアは、有名な国際カリキュラム。
世界の多くのインターが採用しています♪

「国際バカロレア」を英語にすると「International Baccalaureate(インターナショナルバカロレア)」

バカレアカリキュラムは、この頭文字をとって『IBカリキュラム』とも呼ばれています。

スイス発祥の「国際バカロレア機構」が提供するカリキュラムで、世界の150か国以上・約5400校の生徒が学んでいるといわれています。

バカロレアが注目される理由

次に、バカロレアカリキュラムが世界中のインターで注目されている理由についてみていきましょう。

たくさんのインターで使われているのはなぜ?

バカロレアカリキュラムが注目される理由は下記の通り!

バカロレアカリキュラムが注目される理由
  • 国際教育を後押しする「IBの使命」
  • IBの使命を具体化する「IBの学習者像」

国際教育を後押しする「IBの使命」

バカロレア(IB)カリキュラムには、「IBの使命」として提言されている教育目的があります。

「国際バカロレア(IB)は、多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成を目的としています。


 この目的のため、IBは、学校や政府、国際機関と協力しながら、チャレンジに満ちた国際教育プログラムと厳格な評価の仕組みの開発に取り組んでいます。


 IBのプログラムは、世界各地で学ぶ児童生徒に、人がもつ違いを違いとして理解し、自分と異なる考えの人々にもそれぞれの正しさがあり得ると認めることのできる人として、積極的に、そして共感する心をもって生涯にわたって学び続けるよう働きかけています。」

文部科学省IB教育推進コンソーシアムより引用

バカロレアカリキュラムは、もともと親の転勤などの都合により海外移住をする子供たちに、世界共通の教育・進学資格を与えるためにつくられました。

そのため、教育目的として、世界中の子供たちが「多様性への理解」「挑戦心」「思いやりの心」などを学ぶことを掲げています。

このような、国際的視点をもったカリキュラムであることは、世界中の子供が集まるインターで支持される理由のひとつと言えるでしょう。

IBの使命を具体化する「IBの学習者像」

バカロレアカリキュラムには、「IBの使命」をより具体的にする「IBの学習者像」も提言されています。

これは、IB認定校で学ぶすべての子供たちに、「10の理想の人間性」として学びの指針を示す内容です。

探究する人
知識のある人
考える人
コミュニケーションができる人
信念をもつ人
心を開く人
思いやりのある人
挑戦する人
バランスのとれた人
振り返りができる人

文部科学省IB教育推進コンソーシアムより引用

このように、IBが目的とする「国際的視点をもって活躍する人物」の理想像を明確にすることで、目標・目的意識がうまれます。

世界中の子供たちが集まるインターにおいて、カリキュラムに共通する具体的指針があることも、バカロレアが評価されているポイントといえるでしょう。


国際的な視点に重きを置いたカリキュラムなんですね◎

バカロレアの基本がわかってきましたか?
次は、カリキュラムの特徴やメリット・デメリットもみていきましょう♪

インターのバカロレアカリキュラムの特徴とは?

ここからは、インターの「バカロレアカリキュラム」の特徴をシェアしていきます。

学習段階やメリットとして挙げられる特徴、注意したいデメリットに分けて、詳しく解説します◎

バカロレアカリキュラムの検討材料として、ぜひ参考にしてくださいね♪

バカロレアカリキュラムの学習段階

まずは、バカロレアカリキュラムの学習段階を紹介します◎

3歳から19歳までを対象としているバカロレアカリキュラム。
学習段階は下記を参考にしてください♪

バカロレアカリキュラムの学習段階
IB プライマリーイヤーズ プログラム(PYP)
  • 3歳~12歳を対象とした基礎のプログラム
  • 「言語」「社会」「算数」「芸術」「理科」「体育」の6つの教科を横断的に学習
  • 「私たちはどのように自分を表現するのか」といった、テーマ学習がベースとなる
  • 身体的・精神的な発達を重視した教育内容
IB ミドルイヤーズ プログラム(MYP)
  • 11歳~16歳を対象としたプログラム
  • 「言語と文学」「個人と社会」「数学」「デザイン」など8教科を学習
  • コミュニティ活動・奉仕活動を学習に取り入れ、体系的・横断的に学ぶ
IB ディプロマ プログラム(DP)
  • 16歳~19歳が対象の2年間のプログラム
  • 3つの核となる科目に加え、選択科目あり
  • 論文・芸術活動・ボランティア活動などの実践的な体験を行う
  • 最終試験に合格することで「国際バカロレア資格」が取得できる
IB キャリアリレイテッド プログラム(IBCP)
  • 16歳~19歳が対象
  • 就職やキャリア形成に関するプログラム
  • 進学用でないため、導入率はまだ少なめ

なお、日本では、IB キャリアリレイテッド プログラム(IBCP)を教育している施設はまだありません。

また、ここで挙げたすべての学習段階を学ぶことが大学進学カリキュラムの条件ではありません。

ちなみに、インタースクールは、各学習段階についてIBの認定が必要となります。
全てのインターがIBの全過程を教えているとは限らないので、インターごとにリサーチが必要です。

バカロレアカリキュラムのメリット

ここからは、バカロレアカリキュラムのメリットについてシェアしていきます。

IBカリキュラムのメリットとなる特徴は、下記の2つ◎

バカロレアカリキュラムのメリット
  • バカロレアカリキュラムの学習スタイル
  • 世界に通用する「国際バカロレア資格」

バカロレアカリキュラムの学習スタイル

バカロレアカリキュラムでは、さまざまな科目を総合的かつ横断的に学習していきます。

バカロレアカリキュラムには、IB PYP段階でのテーマ学習をはじめとした、科目ごとの繋がりや関係性を重視する内容が多くあります。

また、各学習段階の最後に、最終プロジェクトとよばれる「発表会」「パーソナルプロジェクト」「課題論文」などが設けられています。

基礎科目や選択科目を学びながら、学習内容を総合的に身に着け、より深い思考・アイディアを得られるようなプログラムとなっています。

世界の大学進学が有利に!「国際バカロレア資格」

バカロレアカリキュラムを修了することで取得できる「国際バカロレア資格」も大きな特徴です。

国際バカロレア資格は、別名「IB ディプロマ」とも呼ばれる世界的な大学入学資格のひとつです。

国際バカロレア資格を入学要件としている大学の例
  • オックスフォード大学  
  • ケンブリッジ大学 
  • ハーバード大学 
  • カリフォルニア工科大学 
  • インペリアルカレッジ・ロンドン 
  • 慶応義塾大学 
  • 筑波大学 
  • 上智大学 ほか多数

このように、世界100カ国以上の大学が入学資格として認めているため、インターの多くの大学受験生が目指す卒業資格として知られています。

ただし、総合評価が求められるアメリカの大学をはじめ、各大学の必要スコアや入学条件は異なります。最新情報をよく調べておきましょう◎

バカロレアカリキュラムのデメリット

最後に、バカロレアカリキュラムを選ぶうえで、注意したいデメリットもシェアしていきます。

デメリットもあるんですか・・・

それぞれのカリキュラムに特徴があるように、
IBにもデメリットや注意点も存在しますよ♪

バカロレアカリキュラムのデメリット
  • バカロレアカリキュラムの難易度は高い
  • カリキュラムとの相性が重要

バカロレアカリキュラムの難易度は高い

まず、IBのデメリットとして挙げられることは、カリキュラムの『難易度』です。

イギリス式カリキュラムのAレベルと比較すると、必須選択科目は倍の数が求められます。

イギリスのAレベルでの選択科目は3つ。
IBでは6つを選択し、うち3つはハイレベルが要求されます。

数が増えるということは、おのずと勉強も大変になりますよね。

さらに、バカロレアの進学準備段階であるIBDPでは、大学生レベルの内容を学んでいきます。

授業についていくことはもちろん、科目ごとの論文の提出にも時間がかかります。

時期によっては、1週間に2本レポートを提出しなければならないといったケース

また、バカロレアのIBDPは、卒業すれば資格がもらえるというわけではありません。

最終スコアが最低点に満たない場合や、進学先の要件を満たさない場合、自分で外部試験を受け直す子供もいます。

IBは魅力的なカリキュラムであることは事実!
それでも覚えておきたいデメリットは・・・

バカロレアカリキュラムで進学を考える場合、子供にとってはかなり難易度が高く、負担も大きいカリキュラムであることを覚悟しておく必要があるといえます。

カリキュラムとの相性が重要

もうひとつのデメリットは、「カリキュラムとの相性が重要である」ことです。

世界中のカリキュラムには、それぞれの特徴がありますよね。

前途したように、IBの特徴として『オールラウンダー』を育てるカリキュラムであることが挙げられます。

選択科目も多く、まんべんなく良いスコアを要求されるため、得意・不得意などで科目を避けることができません。

そのため、バカロレアカリキュラムは「数学を極めたい」「歴史を研究したい」といった、探求心・専門性を持つ(持ちたい)子供には不向きだといえます。

その反面、さまざまな科目に興味を持ち、熱心に勉強することが得意・好きである子供にはおすすめです

バカロレアを学ばせたい!と決める前に注意したいポイントは・・・

どのカリキュラムを選択するときも、カリキュラムが持つ特徴と子供との相性を見極めることは重要です。


ここまでは、バカロレアカリキュラムの特徴やデメリットにも触れてきました。

インターには、他にもたくさんの魅力的なカリキュラムが存在します。

子供が苦しくならないように、しっかり考えて選びます!

国際カリキュラムで学ぶことは、とっても大変なこと。
子供だけじゃなく、親もしっかり伴走してあげましょう!

国際的な人材への第一歩!バカロレアカリキュラムで学ぼう

この記事では、インターカリキュラムでよく聞くバカロレアについて、概要や特徴を紹介してきました。

インターの代表的なカリキュラムである「バカロレア(IB)」について、理解できましたか?

国際的視点を育む教育指針や、世界の大学進学に有利な点もバカロレアカリキュラムのメリット。

ただし、しっかり調べて親子で協力していくことが重要な、難しいカリキュラムであることも覚えておいてくださいね!

インターを選ぶなら、IBだけでなく、さまざまなカリキュラムについて見学・リサーチしてみてください◎

このブログでは、タイのバカロレア式インターも紹介しています♪

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