帰国子女の進路とは?学校の選び方や注意点を詳しく紹介!

この記事では、帰国子女の進路や学校の選び方、注意点を詳しく紹介しています。

家庭の都合や保護者の海外赴任などの理由により海外で暮らし、その後日本に帰国した子どもを「帰国子女」と呼びます。

「日本のインターナショナルスクールに編入しようか」

「どうやって学校を選んだらいいんだろう…」

など、帰国後に子どもの進路をどうするか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

子どもが日本の学校に馴染めるかどうかも心配だな…

子どもの個性に合わせて進路を決めても大丈夫!

子どもの年齢や帰国する時期によって「編入」か「進学」するか「インターナショナルスクールに入学」するかなど、さまざまな選択肢があります。

そこで今回は、帰国子女の進路や学校の選び方、注意点をわかりやすく解説していきますね◎

この記事を読んでわかること

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目次

帰国子女の進路とは?

帰国したら、日本の公立や私立の学校に通わせるのか、それともインターナショナルスクールに編入するのか、進路を考えると悩ましいものです。

帰国するタイミングがわからないと…

はっきり帰国する時期が決まっていなくても、編入や受験ができるように準備しておくことが大切だよ!

ここでは、帰国子女の進路について以下の内容をわかりやすく解説していきます。

帰国子女の進路とは?

順番にみていきましょう!

帰国子女とは?

帰国子女とは、保護者の都合によって海外で暮らしていた子どものことです。

日本へ帰国した後に「生活・教育」など、適応が難しいという意味も含まれています。

なので、自発的に海外へ留学した後に帰国しても「帰国子女」とは呼ばれません

勉強を目的に教育移住していた子どもが帰国しても、帰国子女にならないってこと?

そうね!保護者のやむを得ない事情のために海外で過ごした子どもが帰国子女と言われるよ!

帰国子女の進路

帰国子女の進路は、帰国した時期や子どもの年齢によって、

  • 日本の学校に編入するのか
  • 進学するのか
  • インターナショナルスクールに編入するのか

など、進路が変わってきます。

海外に赴任するときや、帰国するときの辞令って、突然決まることが多い印象だけど…

帰国するタイミングと、子どもの成長は合わないことを前提に「時期」によって決めると◎

ここでは帰国子女の進路について、さらに詳しく紹介していきます。

帰国子女の進路
  1. 進学の場合
  2. 編入の場合
  3. 帰国子女の受け入れ校や枠について

進学の場合

帰国した子どもの年齢が以下の場合では「進学」することが多いです。

  • 小学校入学(満6歳)
  • 中学校入学(満12歳)
  • 高校入学(満16歳)

高校や私立の学校なら受験して、進学することもできるよ!

インターナショナルスクールに進学することはできないの?

インターナショナルスクールに入学する場合は、私立と同じで受験が必要になります。

また、スクールによって進学するタイミングが9月の場合もあるため、確認しておきましょう。

編入の場合

帰国のタイミングが日本で入学できる年齢でない場合は、編入することになります。

編入する際は、日本語の理解に不足がある場合や勉強についていけるかなど、子どもにとってさまざまな不安があると思います。

そういった場合は、保護者や子どもが同意して適応年齢よりひとつ下の学年に編入することも◎

日本の法律でも決まっていることだから安心してね!

帰国児童生徒の日本語能力等の事情により、直ちに相当学年の教育を受けることが適切でないと認められるときは、学校の生活に適応するまで、一時的に下級の学年に編入する措置をとることも可能です。

引用元:文部科学省

帰国子女の受け入れ校や枠について

帰国子女の受け入れ校は、国公立や私立問わず、帰国生受け入れ校があります。

ですが、対応やサポート体制は学校によってさまざまです。

また、私立校やインターナショナルスクールに入学を希望している場合は、帰国子女枠で編入することも可能。

ただし、ほとんどの場合で以下の条件があります。

  • 海外在住期間:1〜3年以上
  • 帰国後年数:1〜2年以内
  • 通学時間:片道1時間以内

それぞれのスクールによって条件が変わるので、しっかり調べておきましょう◎

帰国子女の学校の選び方や注意点

ここでは帰国子女の学校の選び方や注意点も解説していきます。

1から説明していきますね!

帰国子女の学校の選び方

帰国子女がどうやって選んだらよいかは、子どもの個性に合うことや、元気に通える学校を選ぶことが大切です。

以下の選び方を参考にしてみてくださいね。

学校の選び方
  • 学校までの距離や適応について
  • 帰国後の将来のイメージを話し合う

学校までの距離や適応について

まず、学校との距離や通学方法について調べておくこと。

よい学校を見付けても、通学できない距離であれば意味がありません。

帰国後に、どこの地域に住むことになるのかも同時に考えていく必要があるってことだね!

それと海外生活が長かった子どもは、日本の学校生活に馴染めるかどうかも重要になるよ!

帰国子女のためにサポートがある学校か、日本語学習へのフォローが充実している学校もあるので、事前に調べておきましょう◎

国際バカロレア認定校やスーパーグローバルハイスクールなど

上記の学校では、国際的な育成を主にしているので、帰国子女のための「帰国生」の枠が設けられています。

帰国子女の進路として優先的に入学でき、各学校で要件が異なるため、リサーチしておくと◎

帰国後の将来のイメージを話し合う

帰国した子どもが、日本でどのような生活を送りたいか、将来進んでいきたい進路について一緒に話し合っておきましょう。

せっかく英語が話せるようになったから、語学力を維持させたいけど…

わかるよ!親心としては当然あると思うけど、まずは子どもがどんな学校生活にしたいか聞いて話し合うことが大切◎

その中で、子どもの希望がこのまま英語の勉強を続けていきたいなら、私立やインターナショナルスクールに受験して入学することもできるから。

もし可能なら、一時帰国を計画して、子どもと日本の学校生活を見学するなど、具体的なイメージが湧きやすいようにしておくのもアリですよ♪

帰国子女の注意点

帰国子女が学校を選ぶ際の注意点は、入学する学校が「帰国生の受け入れ体制やサポートをしっかり行っている」かどうかが重要だということです。

さらに、「帰国生受け入れ校」でも、「帰国子女枠」が設けられているとは限りません。

帰国生受け入れ校が近くになかったらどうしたらいいの?

不安が強い場合には、サポートがある学校を選ぶことがよいけど、子どもに合った学校であれば一般校でも◎

また、インターナショナルスクールに入学したときは、「一条校」でなければ、日本の義務教育を受けていることが法律で認められない場合もあります。

第1条 この法律で、学校とは、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び高等専門学校とする。

引用元:学齢児童生徒をいわゆるインターナショナルスクールに通わせた場合の就学義務について文部科学省より

そういった場合には、中学や高校の卒業認定をもらえないことがあるので、希望のインターナショナルスクールが「一条校」であるかどうか確認しておきましょう◎

帰国子女の進路は子どもの個性に合わせて選ぼう!

今回は、帰国子女の進路や学校の選び方、注意点を詳しく紹介しました。

帰国後の生活や、子どもの個性に合わせた進路先を選ぶことが大切です。

また、少しでも不安を減らすために帰国生をサポートしている学校が、通える範囲にあるか調べてみても◎

少しでも学校生活に馴染んでくれると安心する!

海外生活が長かったら、日本に馴染めなくて当然だから、いちばん子どもの近くにいるママさんがサポート役として最適な学校を選んでいけるといいね!

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