この記事では、おうち英語のデメリットと年齢ごとの注意点を解説します。
グローバル社会と言われる世の中。
日本でも小学校から英語が必修となりましたね。
子ども向け英語の教材やYouTubeチャンネルも多く、おうち英語に取り組むご家庭も多いのではないでしょうか?
手軽に取り組める半面、おうち英語にはデメリットもあるんです!
そうなんですか!?
どんなことに気を付ければいいのでしょうか?
今回は、おうち英語のデメリットと年齢ごとの注意点を詳しくご紹介します!
デメリット・注意点を理解したうえで、より効果的なおうち英語に取り組んでいきましょう◎
おうち英語のデメリットは?
まずは、おうち英語のデメリットを解説していきましょう。
おうち英語にデメリットがある理由は、「自分たちで教育できる」から。
自由にできるからこそ、デメリットがあるんですね……
今回はおうち英語のデメリットを次の4点に整理しました。
- ネイティブから学べない
- 厳しすぎると英語嫌いになる
- おうち英語の内容が偏りがちになる
- 年齢によって内容を変える必要がある
ひとつひとつ解説していきましょう。
ネイティブから学べない
おうち英語に取り組んでいくうちに、発音が正しいのか不安になることもありますよね……
おうち英語=基本教えるのは「親」と思っていませんか?
発音が気になる方はオンラインでネイティブの先生にサポートしてもらうのもありですよ◎
他にも、海外経験がなければ、言語を学ぶのに重要な文化面を教えてあげられません。
- どうして言語を学ぶのに文化面が大事?
-
文化と言語は関連することが多いんです!
たとえば、日本で当たり前に言う「いただきます」は海外では言いません。
海外では使わないということはその言葉を翻訳しようとしてもできないということです。
- どんな内容を下調べが必要?
-
おうち英語で利用する絵本や動画で登場してくるものは下調べしましょう!
たとえば、
- 海外の祭日
- イースター(イエス・キリストが亡くなった3日後に復活したことを祝うお祭り)
- セントパトリックデー(アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックの命日)
- 日本では馴染みのない食べ物 など
なるほど!文化も一緒に学べると英語も理解しやすくなりそうですね。
厳しすぎると英語嫌いになる
おうち英語に取り組ませたいと考えている方はきっと、教育に熱心な方だと思います。
お子さんに将来活躍してもらおうと、おうち英語にも全力で取り組んでいる方も多いのではないでしょうか?
その熱心さが要注意なんです!
お子さんが英語に飽きてしまったり、他のことに興味をもったりしたときに怒ったり注意したりしていませんか?
おうち英語を優先してしまい、子どものモチベーションが下がってしまってはもったいないですよね……
たとえば、
- 英語の実験動画
- 英語のボードゲームやカードゲーム
おうち英語の内容が偏りがちになる
おうち英語は気軽に取り組めます。
英語のおもちゃやYouTubeなど、自分で好きなものを選べますよね!
では、自分がやりやすいものにおうち英語が偏りがちになっていませんか?
たとえば、
- 英語のおもちゃで一人で遊ばせているだけ
- 英語の曲を流しているだけ
- 英語のアニメを流しているだけ
はじめは英語の環境に慣れるために聞き流しでもOKです。
少しずつ会話を盛り込んだり一緒に英語カードで遊んだり、親もおうち英語を楽しんでいきましょう◎
年齢によって内容を変える必要がある
最後に、おうち英語はお子さんの年齢に応じて内容を変えていく必要があります。
ものによっては、対象年齢が明記されていないような絵本やおもちゃもあります。
対象年齢が書いていないからといって、「何歳にやらせてもよい」というわけではありません!
たとえば、0歳と5歳で同じおうち英語で良いと思いますか?
5歳なら0歳向けのおうち英語はつまらないと感じそうですね……
他にも、イヤイヤ期に重なり前向きに取り組めなくなってしまったおうち英語はつらい思い出になってしまいます……
内容を変えるなどの工夫が必要です◎
手軽に取り組めるおうち英語だからこそ、デメリットもしっかり理解することが大切!
実際に成功したおうち英語体験はこちらの記事でまとめていますので、あわせてご覧ください!
おうち英語の年齢ごとの注意点
続いては、おうち英語の年齢ごとの注意点です。
どんなことに注意しながらおうち英語に取り組めるといいのでしょうか?
おうち英語の年齢別注意点を考えるにあたってのチェックポイントはこちら。
- お子さんが楽しめるものかどうか
- お子さんが自発的にできるかどうか
- おうち英語にスキルの偏りがないか
もしどんなことに注意すればいいか迷った時はこちらの観点に立ち返ってみてくださいね♪
では、年齢別の注意点を解説していきます。
今回は「保育園前」、「3~6歳 保育園時代」、「小学校入学以降」の3つに区分しました。
保育園前
保育園前はまだ言葉がほとんど理解できていない時期ですね。
まずは音や視覚的に楽しめるものを中心に実施していくことがポイント!
耳の発達は3歳までと言われています。
それまでに「英語がある環境」に慣れてもらって英語耳を作っていきましょう◎
もともと英語がある環境で暮らしていれば、英語への抵抗も減りそうですね!
ただし、遊び方が難しいおもちゃだと上手に遊べないこともあります。
また、音楽やアニメを選ぶときも、音マネがしやすいような単語数の少ないものをまずは選べるとよいでしょう。
3~6歳 保育園時代
日本語が話せるようになり、親との会話ができてくる時期ですね。
会話の幅を広げていくために言葉の数を増やしていきましょう◎
ここで注意点。
いきなりレベルの高すぎるもの・単語数の多すぎるものに変更するのはNG!
たとえば、読み聞かせをする場合。
一気に単語数を増やすと混乱してしまい、理解が追い付かず最後まで聞いてくれない可能性も……
まずは少しの単語でわかるもの、絵でイメージできる絵本など、お子さんが楽しめるものを取り入れていきましょう。
内容をある程度理解してきたら、少しずつ会話を取り入れていくと◎
何して遊ぼうか?
What do you want to play?
ボードゲームがしたい!
I want to play board game!
少ない単語でできる会話なら子どもも親もトライしやすい!
- ひとりで遊ばせるときはどうすればいい?
-
ひとりでも+αの行動ができるように工夫してみましょう◎
たとえば
- 英語の童謡をYouTubeで流して歌ってもらう
- 英語が流れるタッチペンなどのおもちゃで遊んで音マネしてもらう
小学校入学以降
2020年から日本でも小学校3年生から英語が必修になりました。
授業に遅れを取らないように予習・復習させないと……
確かにおうち英語で先取りできるといいですね。
たとえば、
- 学校で読み書きを習っている時は、話す機会を多くしてみる
- スピーキングをやった日は同じように英語で話してみる
理解できなくて困っていることがあれば一緒に考えてみましょう◎
そのとき、答えを教えるのではなく考えてもらうことが大切!
この時期に注意してほしいことはおうち英語「だけ」をお子さんに求めてしまうこと!
他の授業が始まったり、新しい友達ができたり、自分のやってみたいことがたくさん見つかってくる時期です。
ぜひお子さんの価値観や楽しみも大切にしてあげましょう。
おうち英語は楽しめるからこそ継続できますね!
その通り!
せっかく英語に取り組んでいるので、思い出づくりをしてみませんか?
はじめての海外経験としてサマーキャンプに行ってみるのもおすすめですよ◎
楽しい思い出ができれば、さらにモチベーションアップにもつながります!
タイのサマーキャンプにはどんなものがあるのか、こちらの記事で紹介していますのでぜひご覧ください。
デメリット・注意点を理解しておうち英語に取り組もう
この記事では、おうち英語のデメリットと年齢ごとの注意点を解説しました。
はじめてのことはできない・わからないが当たり前。
お子さんに粘り強く寄り添い続けてあげることが大切です。
お子さんが「英語楽しい!」、「英語を話したい!」と思えるように、夢中になれる環境づくりを意識しましょう◎
楽しみながら学べるおうち英語に取り組んでいきたいと思います!
ぜひ、できたことはほめてあげてくださいね♪
みなさんのおうち英語が成功することを心から応援しています!
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